big01 最近、バラエティ番組などを見ていても
「それではこれをビッグデータから見てみましょう!」
などという台詞が聞こえてくるようになりました。
それほどにビッグデータを用いることが一般的になってきたということでしょう。

しかし、本当にビッグデータが何なのかわかって使っているのかな?
と疑問に思うような使われ方をしていることも少なくありません。
ただのアンケート結果をビッグデータと呼んでいるような場合も…
言葉がメジャーになる過程ではどうしても避けられない事ではありますが、
モヤモヤしたものを感じている人も多くいらっしゃうのではないでしょうか。

そんな状況の中、文部科学省は8月末、
「数理・データサイエンス教育研究センター(仮称)」
を国公立大に設ける方針を発表しました。
このセンターを、ビッグデータなどの分析を駆使し
現代社会の課題を解決する人材の育成を目指す活動拠点とする予定です。
ビッグデータを用いた課題解決の手法は、学問分野を問わず、
幅広い学生が身につけるべきだと文部科学省は判断。
研究センターでは一般教養過程での講義の他、
カリキュラムの考案や教材の作成も行うそうです。
当面は10校程度にセンターを設置する予定。
big02 センター設立に関して、2017年度の予算として盛り込まれたのは12億円。
連日報道される五輪関連の予算の桁数を見ているせいなのか、
12億円という数字には少々、あれれ?と感じてしまいますが、
是非ここから更に人材の育成へ世間の注目が集まっていくといいですね。

(via 共同通信)