bus00 世界文化遺産の街として名高い、フランス・リヨン。
中世からルネッサンス様式の歴史的建造物が多く残っている旧市街、
ノートルダム大聖堂、オペラ座、ローマ劇場など、
石畳が残る街には、歴史と文化を感じる建物や観光名所などが沢山あります。

そんなリヨンの街で、9月から新たな試みが始まりました。
それは、小型バスの自動運転の試験運行。
bus01 フランスの自動走行シャトルメーカーNavyaと、
同じくフランスの公共交通オペレーターKeolisの共同プロジェクトとして、
1年間実際にお客さんを乗せてリヨンの街を試験運行します。

バスの定員は15名で、走行ルートは1.3Km、停留所は5つ。
車内にはスタッフが1人同乗し、常にコンピュータを監視しています。
衝突を避けるため、カメラ・レーザー・GPSなどといった
様々なセンサーがバスには搭載されており、
安全装置の試験だけでも3年間もの月日が費やされたそうです。
猫や犬などの小動物との衝突も避けることができるのでしょうか?
ちょっと気になりますね。
こちらは実際の走行の様子が観れるプロモーションビデオ。
公共の乗り物のプロモーションビデオとは思えないオシャレさですね〜。

bus03 車体のデザインを見ると、とても近代的でスマートな印象です。
歴史ある石畳の上をこのようなデザインの自動運転のバスが走るというのは、
その風景だけで、ここに至るまでに積み重ねてきた人類の歴史を表しているようです。
これが成功すれば、このバスの運行自体もまた新たな観光名所となりそうですね。

(via AFP BBNEWS)