IoT01今や、どんなビジネスの世界でも無視できない要素となっている、「IoT」。
思わず猫も杓子も〜と枕詞をつけたくなるほどの勢いですが、
実際に猫とインターネットも繋がり始めていて
例え言葉にならなくなっているのがなんだか可笑しいですね。

しかし、「IoTとは何か」と問われて、
きちんと答えられる人はどれだけ居るのでしょうか。
IoTとはなにか、と本質を突き詰めて新ビジネスを作り出している
企業のひとつがセコムです。
ドローンが登場し、そのあまりの性能の高さに規制などの声が高まっていた中、
いち早く防犯用にドローンを導入しました。
そんなセコムの最新の取り組みを支えているのが、
セコムIS研究所です。
この研究所の所長で常務執行役員の小松崎常夫氏は、
IoTの本質を、「小さな変化の発見である」と答えています。
IoT02 変化を解析し、意味を理解し、その意味に基づき適切な対応をする。
その流れを、火山の噴火予想システムの流れを例に説明しています。
また、人を最後に幸せにするのはサイバーではなく、フィジカルなところにある、とも。
IoTなどは、それを増幅させるための装置なんですね。

ドラえもんの作者藤子・F・不二雄氏は「すこしふしぎ」を「SF」と略し、
「日常の中の非日常」を描くことで、様々な夢を私たちに抱かせてくれました。
世の中を大きく変えるきっかけは、
日々の中の「小さなこと、少しのこと」に隠れているのかもしれませんね。


(via 日経ビジネスオンライン)