立て続けに発生した台風が日本を直撃し、
各地に被害を及ぼしています。
ニュースでは、農産物の被害についても伝えられています。
これまで丹精込めて育て、いよいよ出荷直前!となった農産物が被害に遭い、
呆然とする農家さんの姿は見ていてとても胸が痛み、やり切れなさを覚えます。
地球温暖化の影響などで、これまでの農業の方法や、
予測が有効ではなくなってきているというような声も耳にしました。
様々な技術が発達している現代、IoTなどの技術を積極的に
農業に取り入れるべきなのではないかと強く感じました。
株式会社ファームノートと、そのグループ会社である株式会社スカイアークが
優れたスマート農業技術の研究・開発を目的として、
人工知能・IoT技術を研究する組織「Farmnote Lab(ファームノート ラボ)」
を設立しました。
産業分野では増加の傾向にある人工知能やIoTの技術を、
農業分野へ普及させようという取り組みです。
ファームノートでは現在、牛向けウエアラブルデバイス
「Fermnote Color(ファームノート カラー)」にて、
「Internet of Animals」を提唱し、経済動物をインターネットにつなげ人工知能を活用することで、
牛の最適管理を実現する取り組みを行っています。
このような畜産分野で培った人工知能・ビッグデータ解析・IoT技術を、
畜産に限らず耕種農業分野にも広げ、
農業分野への人工知能・IoT普及に取り組んでいく予定です。
Farmnote Labのサービスは、以下の通り
■人工知能・IoT技術を活用したスマート農業向け共同研究・受託研究・研究協力
・農業向けセンサーデバイス開発
・農生産管理ソフトウェア開発
・データ収集プラットフォーム開発
・ビッグデータ・画像解析
・アルゴリズム開発
・実証試験受託
■スマート農業システムの受託開発
・農協・大規模農家の生産性改善
Farmnote Labのサイトでは現在、農家(耕種・畜産)、農協、企業、
大学、研究機関からの受託研究・共同研究・研究協力も受け付け中。
今後更に農産物が急激な気候の変化の被害を受けることが予想されます。
ファームノートのビジョンは「世界の農業の頭脳になる。」だそうですが、
「Farmnote Lab」のような取り組みが、
現在起こっているような農産物の被害を過去のものにしてくれることを期待しています。
(via Farmnote)