全国の学校にデジタル教材を配信している内田洋行とインテルが、
IoTを活用した教育コンテンツの実用化で協業すると発表しました。
内田洋行の大久保昇社長は「子供が本当の能力を発揮できる環境をつくりたい」
と意気込みを語っており、インテルのデータ分析やシステム設計の技術を組み合わせ、
学習支援システムなどの開発を目指します。
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7日行われた記者会見では、教員が話した時間や
生徒が書いた字数などをグラフ化したものが披露されました。
タブレット端末などを使った授業は少しずつ進められていますが、
現在その膨大なデータは蓄積されているだけで
どう応用するかについては手付かずでした。
ビッグデータの解析に強いインテルと連携することで、
教育現場でのデータ活用の可能性が一気に広がる見込みです。

教室の二酸化炭素濃度を自動調整して
学習環境に適した環境を保つ仕組みなども紹介されました。
学習そのものだけではなく、学習環境保持にもデータが活用されるようです。

uchidaintel02 ゲーム端末での漢字学習を始めたところ学校全体の成績が上がった、という話や、
学習障害のある児童にタブレット端末での学習が有効など、
これまではありえなかった学習方法を取り入れることで、
本来の力を発揮している児童が増えてきています。
今後、このふたつの企業が行うIoTを活用したプロジェクトで、
更に本来の力が花開く児童が一人でも増えることを願っています。

(via 内田洋行プレスリリース)