maternity_mark01 妊娠していることを周囲に知らせるマークとして
日本でもすっかり定着したマタニティマーク。
しかし、バッグにつけていても位置によっては見えにくかったり、
人が前に居たりするだけで見えなくなってしまって、
降りる時にマークに気づき、譲ってあげられなかった自分を後悔することもしばしば。

実は妊婦さんはお腹が目立ち始める前の初期の方が身体が辛いことも多いのですが、
マタニティマークに気づいてもらえないとなると、
身体的特徴で気づいてもらえることがないので、
密かに辛い思いをしている人も多いのです。
最近ではマークを配布当初より大きくするなどしているようですが、
今度はあまりにも大きくて邪魔になってしまったり、
主張し過ぎてる!なんて声もあがってしまったり…なかなか難しいところです。

そんな問題を解決しようと、韓国の釜山市で
IoTを利用したPINK LIGHTキャンペーンが実施されています。



仕組みはとても簡単。
妊婦さんがIoTマタニティマークホルダーを付けておくと、
地下鉄の席の周囲についているピンクのライトが光るというもの。
maternity_mark03 maternity_mark04 maternity_mark05 例えスマホを見ていたり本を読んだりしていても、
ライトが光れば大抵の人は気づきますよね。
妊婦さんが席についたら、ライトは自動で消灯します。

この仕組みがあれば、スマートに妊婦さんに席を譲ることができますね。
「この人は妊婦さんかな?どうかな?」とマタニティマークを確かめるためにチラチラと
覗き見るようなこともする必要がない、というのは
譲る側にとってもプレッシャーが少なくなり、
席を譲るという行為がごく普通にできるようになる気がしますね。

是非、日本でも導入され、少しでも妊婦さんに優しい社会になるといいなと思います。

(via ニューズウィーク日本版)