kazan01 世界有数の火山国、日本。
2015年時点で、日本国内には110の活火山があり、
その数は世界の活火山の一割にあたります。
110の活火山のうち、常時観測とされる対象が47,
さらにそのうち重点的な観測対象となっているものが25火山あります。
先日発生した熊本地震でも、阿蘇山の小規模な噴火が確認されました。

このような現実をふまえ、正確かつ精密な観測・予知が重要な課題となっている火山観測。
その研究現場に弊社のルータが導入され、観測に活躍しています。

慶応大研究グループでは,観測装置を搭載した移動ロボットがピンポイントで観測すべき場所に即応的に展開し,
詳細な分析および調査を行うといったシナリオを検討し,実証実験に取り組んでいます。

このような現場において、遠隔地からロボットを操縦する際には,
安定した通信が可能であることが大変重要になります。
そのためには、ある程度の通信帯域を実現する通信機器を搭載する必要があります。
それに加え,ロボット内部の機器は,それぞれ分散ネットワーク化しているため,
ロボットのシステム構成を改変するような通信機器は,
同システムの信頼性を維持するという観点からも好ましくありません。

慶応大研究グループが導入した弊社のルータは、
低消費電力,豊富なI/Fを有し,対応バンド幅が広いことに加え、
既存のシステムが有するネットワークハブに文字通り差し込むだけで,
外部との遠隔通信を実現することが可能となっています。
そのため作業コストが少なく、また既存のシステムがそのまま使えるため,
ロボットシステムの開発が飛躍的に向上しました。
kazan02 このような通信機器を用いて,研究室所有のロボットを伊豆大島三原山裏砂漠に展開。
慶応大学キャンパス(横浜市港北区)よりコマンド送受信試験、
カメラ撮像ならびに画像転送試験を行い,良好な試験結果を得ています。
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