ai01 日本がバブルに沸いていた頃、3高男子という言葉が流行したのをご存知でしょうか。
もちろん、その時代を通過した方には懐かしいなあと感じられる言葉だと思いますが、
ご存知ない若い方も多いかもしれません。
「3高男子」とは、
・高学歴
・高収入
・高身長

の3つの条件を兼ね備えている男性のことを指していました。
女性は結婚相手に「3高」を求めている!と言われた時代があったのです。

あれから時が流れ、現在女性が結婚相手に求める条件は3Cだと言われています。
「3C」とは、
・comfortable・・・「快適な」(=十分な給料)、
・communicative・・・「理解しあえる」(価値観やライフスタイルが一緒であること)、
・cooperative・・・「協調的な」(=家事の分担)
のこと。
女性が結婚後も働くことが一般的になり、派手でなく、
身の丈にあった生活を大切にする価値観を象徴していますね。
時代が変わるに従って、いわゆる「モテ」=「何が優れていることが良しとされるか」
が変化していることがよくわかります。

先日「狩猟は体力、農耕は頭脳、ではAIの時代は何で差別化されるか?」
という記事を見つけました。
記事では「知力が均一化されたAIの時代に、人は一体何によって差別化されるのか?」
という問題を、本当にそんな時代がくるのかな?
と、思わず笑ってしまうようなシチュエーションを仮定して展開しています。

例えば
生存を脅かされることは全くありません。たとえ宇宙人が攻めてこようがAIが勝手に対抗してくれます。地球が滅びそうになったらAIが勝手に移民船を組織して宇宙移民してくれます。なにしろ人間より賢いわけですから、人間が考えるよりも早く次の手を打てるわけです。
なんていう風に。

しかし絶対に無い!とは言い切れない状況です。
宇宙人や地球滅亡を地震などの天災に置き換えればかなりリアリティのある話ですよね。

記事の中では、そんな状況で人が差別化されるのは「優しさと思いやり」である、
と結論づけています。
AIが人間より賢くなってあと、その状況で人間の生き様を決定するのは、
その場に居る人間に対しての「優しさと思いやり」があるかどうかだ、
というのです。
みなさんはどう思われますか??
ai02 人間が知力を傾けて作ったAIによって人間から知力が必要なくなり、
最後に必要とされるのは「優しさと思いやり」というのは
なんとも皮肉で興味深いですね。
まるで最後に「希望」だけが残ったパンドラの匣のようです。
実際にAIによって知力が均一化された世界というのは、
そのような様相になっているのでしょうか。
確かめる事ができるかどうかかりませんが、その時に人間に求められるのが
「優しさと思いやり」であるのだとしたら、それはまさに人類の希望かもしません。

(via wirelesswireNews)