2020年に開催される、東京オリンピック。
さまざまなプロジェクトが、その2020年を目指して動き出しています。
IoTにとっても東京オリンピックを起爆剤にしたい、
という動きが様々なところで見られます。

昨年(2016年)より、経済産業省は訪日外国人を対象に
「IoT活用おもてなし実証事業」を開始しています。
IoTを活用することでサービス事業者同士が情報を共有・活用し、
より質の高いサービスを提供できる「おもてなしプラットフォーム」を構築、
訪日外国人の旅行者数・旅行消費額増大を目指そう、というものです。

やはりこちらも2020年の東京オリンピックまでに社会実装することを目標としており、
関東・関西・九州で実証を行いながら、環境整備を進めています。

訪日外国人に人気の東京・浅草では、2月に「浅草モニターツアー」が開催されました。
ツアーでは、羽田空港から隅田川船着場までの移動に舟運を活用することで、
羽田空港から浅草六区までの新たな動線を創出しました。

空港から直接、しかも舟で浅草まで移動できるとは、粋ですよね。
浅草六区では現在”興行街”の再生が進めており、
こちらのツアーもエンターテインメント分野を中心に
「通信」「通貨」「言語」「認証」「体験プログラム」をテーマに、
訪日外国人旅行者のために整備された環境を体験してもらおうと実施されました。

ツアーの中で実際に利用されたのはは指紋認証決済サービス「Touch&Pay」
パスポートおよび指紋登録サービスで、
事前登録した指紋認証で買い物、一括免税が可能になるもの。
言葉が通じなくても手ぶらで買い物ができる、というのは
買う方も売る方もストレスフリーでいいですよね。

このような「お・も・て・な・し」が2020年までに
どれくらい社会実装されるのでしょうか。今後の動きにも注目です。

(via paimentnavi)