Jacquard05

ここ数年で一気にIoTが進み、様々なモノがIoT化された印象がありますが、
少しだけ距離があるように感じられる、
ファッションとIoTの相性はどうなのでしょうか?

最初はテクノロジー先行のイメージがあったIoTですが、
ファッションと結びつくのに、そう時間はかかりませんでした。
伊勢丹三越ではビーコンを使用し、販売員や来店客の動きを分析したり、
とってもキュートなスマートジュエリーが販売されたり。
感度の高いファッション業界の方々は、
テクノロジーをワクワクに繋げるのが上手いのかもしれません。

そしてまた、未来が一歩近づいてきたな!
とワクワクするニュースが飛び込んできました。

Googleの先端技術開発チームのATAP(Advanced Technology&Projects)が、
ジーンズで有名なアメリカのファッションブランド「リーバイス」と提携し、
衣服に繊維センサーを織り込み、スマホなどの端末を服で操作してしまおう!
というのです。

プロジェクトの名前は「Jacquard 」。
ジャガードとは本来、ジャカード織機(しょっき/おりき)を使用して製作された織物のことを言いますが、
現在では複雑な模様の織物をジャガード織、と纏めて言うそうなので、
衣服の中に繊維センサーを織り込んでいるということ、
テクノロジーとファッションが複雑に織り込まれていること、
のダブルミーニングのようなものかもしれません。
Jacquard04
公開されている動画を見てみると、
ポケットを叩けばビスケットが1つ♫ならぬ、
袖口を叩けばスマホに繋がる♫
といった動作を見る事ができます。
Jacquard01
早ければ、この春にも発売されるのではないかと言われているこのプロジェクト。
もしもこのような試みが進んだら、
ポケットを叩けばビスケットの匂いがする♫
くらいの未来は、本当にすぐそこまで来ているような気がしますね。

(via Jacquard by Google Trucker)