5G01 年が明け2017年になり、2020年まであと3年。
東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定したのが2013年。
当時は「あと7年…その頃なにしてるのかな〜」なんて呑気に思ってましたが、
あと3年となると、未来予想図もかなり輪郭がはっきりしてきています。

2020年に向け、日本では様々なインフラ整備が行われていますが、
そのうちの一つが第5世代モバイル通信システム(5G)です。
オリンピック、パラリンピックの期間中は5Gの実現を見せる、
大変貴重なショーケースになります。
5G02 (via 総務省)
総務省はこのようなロードマップを公開し、
産学官が連携し「オールジャパン」での取り組みを推進しています。

そんな動きの中、今月初めにこのようなニュースが入ってきました。
→中国 次世代通信に5兆円 3社IoT先導狙う
中国の通信大手3社は2020年までに3千億元(約5兆円)規模を投じ、
5Gの通信網を整備することを発表したのです。
こちらも、目標となるのは「2020年」

既に、インターネット接続デバイス数は世界の人口を超えています。
2020年に向け、さらにウェアラブルデバイスは増えていくことでしょう。
増え続ける通信量に対応するには5Gは必須となります。
果たして、世界の次世代通信網の主導権を握るのはどの国になるのでしょうか。
ある意味オリンピック・パラリンピック以上の注目の戦いが、
既に静かに始まっているようです。

(via 日本経済新聞)